HHKBにおすすめのパームレスト

更新日:2022.04.23 作成日:2021.08.08

HHKBウッドパームレスト

HHKB(Happy Hacking Keyboard)を使っているとどうしても気になるのは、キーボードの高さではないでしょうか。 HHKB独特の深いストローク感を出すため仕方がないですが、打ち心地が良い分、高さがあることに対して違和感があります。 手首が反り返ってしまう、もしくは、空中で手を浮かしていないといけないのがその要因でしょう。

この手首の負担を軽減してくれるツールが「パームレスト」です。 この記事では、HHKBとセットで利用するパームレストについての調査・検討結果を記載します。 また、検討した結果「HHKB純正のウッドパームレスト(ウォールナット色)」を購入しましたので、そのレビューをします。

HHKBユーザのパームレスト利用調査

まず、他のHHKBユーザの方々は、どのようにこの問題に対処しているかをWebの情報をもとに調査しました。 傾向としては、次の4パターンに分けられそうです。

  1. パームレストは利用しない
  2. HHKB純正のパームレスト(バード電子のウッドパームレスト)を利用する
  3. サードパーティ製のパームレストを利用する
  4. 自作パームレストを利用する

1. パームレストは利用しない

そもそも、パームレストは不要という方もいます。 そのような方々には次のような特徴がありました。

  • 手の大きさ(指の長さ):手が大きいため、パームレストを利用せずとも十分奥のキーにも届く
  • キータッチの好み:上からキーを叩くよりも、キーボードに指を置いてそのまま押し込む方が好み
  • 携帯性:HHKBを持ち歩くことを考えたときに、余計な付属品をつけたくない

まずポイントとしては、手が大きく、パームレストのサポートを受けずとも自然とすべてのキーにタッチできる点が挙げられます。 また、キーボードの叩き方にも特徴があり、「キーに指をおいてそのまま押し込む」方が好きという感覚はなんとなくわかる気がします。

外出時にもHHKBを持ち歩く前提の方は、パームレスト有り無しによる環境変化を嫌い、はじめからパームレストを導入しないという考え方もありそうです。

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2. 純正ウッドパームレストを利用する

ウッドパームレスト

PFUオプション品でもある、バード電子から出ている純正ウッドパームレストを利用している方も多くいました。

ウッドパームレスト(ウォールナット色)|PFUダイレクト

純正品の何がよいかというと、HHKB専用品として作成されているため、高さ、横幅ともにぴったりサイズのため安心して購入できそうです。

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セパレート型ウッドパームレスト

純正パームレストには、さきほど紹介した1本の木の板の形以外にもいくつか種類があります。

ひとつは、セパレート型です。

分離していると何が嬉しいか。 それは、ノート型PCやMacBookなどの上にHHKBを乗せてタイピングを行う「尊師スタイル」においても、手首のサポートを受けられつつ、PC/MacBook自体のトラックパッドを利用できる点です。

1本の板だと、PC/Mac上に乗せて、HHKBを利用できますが、それだとトラックパッドを隠してしまうことになります。 セパレート型で、板自体が分離していることで、トラックパッドを隠すことなく、快適にHHKBを利用できます。

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革張ウッドパームレスト

もうひとつは、レザータイプです。

こちらは、1本の木の板の天面に革が張ってあるタイプです。 木の板だけだと手のひらが痛いという方や、高級感を求める方にはおすすめのようです。

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3. サードパーティ製のパームレスト(リストレスト)を利用する

さまざまな会社がパームレスト(リストレストという表現もありますが、特に違いはないという認識のため商品名以外は以降「パームレスト」と表記)を出しています。 調べている中で、HHKBと一緒に利用されているものとして、よく見かけたのは「FILCO Genuine ウッドリストレスト Sサイズ」でした。

このFILCOのパームレストのポイントとしては、次のとおりです。

  • SサイズがHHKBにだいたい一致する
  • 北海道産の天然木を利用しており、木の高級感がある

レビュー記事を見ている感じは、HHKBにも合いそうです。 あとは、純正にこだわるかどうかがポイントになりそうです。

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4. 自作パームレストを利用

タオルやダンボールで代用したり、木材を加工して自作パームレストを作っている方もいました。 わたしも、本当にパームレストが必要なのかを確認するために、次の写真のとおりダンボールで簡易パームレストを作って試してみていました。

自作ダンボールパームレスト

木材を買ってきて自分でパームレストを作ると愛着もわき、よりHHKBを楽しめるかもしれませんね。

参考URL

購入までの経緯

まずは、ダンボールで簡易パームレストを作成して、本当に自分がパームレストを必要としているのかを試しました。 その結果、ダンボールの簡易パームレストを使う方が自分の場合は打ちやすいと判断しました。

候補として悩んだのは、「純正ウッドパームレスト」と「FILCOのパームレスト」の2つです。 MacBook AirでHHKBを利用する機会は少なく、パームレストなしで問題ないと考えたため、セパレート型である必要はありません。 また、革張りウッドパームレストにも惹かれましたが、予算と折り合いがつかず断念。 その結果として、候補は「純正ウッドパームレスト」と「FILCOのパームレスト」の2つに絞られました。

FILCOもレビュー記事を見る限りは良さそうでしたが、最終的にはサイズ感がぴったりの純正品がよいと判断し、バード電子のウッドパームレストを購入しました。

純正「ウッドパームレスト ウォールナット」レビュー

ということで、FPUオプション品であるHHKB純正ウッドパームレスト(ウォールナット色)を楽天市場で購入しました。

HHKBの墨色にも合うシックな色合いで満足です。

BIRD ELECTRONのロゴ入りウッドパームレスト

裏面には、「BIRD ELECTRON」のロゴが入っています。

HHKB純正品のウッドパームレスト

さすがは、純正品。小さすぎず、大きすぎず、高すぎず、キーボード入力時の手首をサポートしてくれます。

滑り止めには、高さが異なる2つのゴムが付いています。高い方のゴムをつけると、ちょうどHHKBのキーボードの高さになり、低い方をつけると若干低くなります。 わたしは、高い方のゴムをつけて試してみています。いまのところ、快適に使えています。

まとめ

HHKBを気に入って使っている方は、キーボード入力の感覚を大事にしている方が多いと思われます。 何が合う合わないは、使い方や、使う人の特徴によって決まってきます。 文字入力をより快適にしたいと考えられている方は他のレビュー記事を参考にしながら、ぜひお気に入りのパームレストを探してみてください。

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