会社出で空の暗さに立ち竦みかざす左手盤は光らじ
いつもと同じ時間に会社を出て、まだ明るい空を想像していたのに、いつのまにか日が暮れていた。まるで、異世界に迷いこんだのかと一瞬立ちすくむ。 左手の時計で、時間を確認してみようとしても時計盤は見えない。
短歌