結構分厚い本なので、つまみ食い的に読んだ際のメモ。理解していない部分も多いため、随時更新していくつもり。 本書の前半戦は、株式の歴史を説明しているので流し読みした。

「投資」と「投機」

投資とは、

  • 配当や金利、賃貸料などかなり確実性の高い収入で利益を上げること
  • 長期間保有して値上がり益を得ることを目的とした金融資産の購入

どのような期間で投資リターンを考えるか、リターンが合理的に予測できるかという点で、投機とは異なる。

テクニカル分析とファンダメンタル分析

テクニカル分析

  • チャートを読む(すなわち、他のプレーヤーの心理を読む)
  • 90%が心理的で10%が合理的な判断で株価は動くと信じている

砂上の楼閣(さじょうのろうかく)理論に基づいて的確な売り買いのタイミングを予測する。 > 見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。また、実現不可能なことのたとえ。

ファンダメンタル分析

  • ファンダメンタル価値理論を銘柄選択に生かす
  • 90%合理的で、10%心理的

企業の成長率や他の様々な要素を予測し、それらに基づいて株式の本質価値を判断する。

前半戦で度々出てきた投機ブームから身を守るためには?

  1. 期待成長率
  2. 支払配当額
  3. リスクの度合い
  4. 金利水準

ただし、数学的に正しくても、その理論の元になるファンダメンタル値が実は曖昧なため将来を予測することは難しい。本当に儲かるのなら人に教えないで自分たちだけでやれば良いのに、やらないのはそういうこと。

成功するためのルール

  1. 今後5年以上の利益成長率が市場平均以上の銘柄を買うこと(要は「成長株」を見つけること)
  2. 株価がファンダメンタル価値以上になっている銘柄には手を出さない(株式の本質価値を正確に知ることは不可能だが、おおよそ妥当かどうかは判断できる)
  3. 投資家が「砂上の楼閣」を作れるようなストーリーが描ける銘柄か

まとめると、 成長が期待でき、かつ低PERの銘柄を探そう。もしも成長が実現したら、利益成長と株価収益率の上昇による2重のボーナスが得られる。 逆に、将来の成長がすでに織り込み済みの高PERの銘柄には注意。利益減少と株価収益率の低下による2重の損失になる。 最後の3点目は、必ずしも周りが合理的な判断で投資を行っているわけではないため、信用するだけのストーリーを持っているかどうかを判断する。

ランダム・ウォーク

株価のチャートが次にどう動くかは、過去の動きに基づく限り全く予想不可能である。 ただ1つの例外は、利益や配当の成長に沿って長期的には上昇トレンドを描くことである。

これにより、テクニカル戦略よりも、バイ・アンド・ホールド戦略の方が高いパフォーマンスが得られる。

結局のところ、株式においても銀の弾丸は存在しない。もしも必ず儲かる方法があるのであれば、人に教えたりせずに、自分で実施しているのだから。 でも、それでも誰かが株を買ったり売ったりすることで儲かる人がいる。

証券会社だけでなく、転職業界だって、誰かが転職することで儲かる人がいるし、 アフィリエイト界隈だって、誰かありがたがってアフィリエイトで儲かるノウハウを欲する人がいる限り、儲かる仕組みなんだろうな。