書くことについて
更新日:2019.04.27
作成日:2018.04.04
あまりスティーヴン・キングのことを知らない状態で読むと、小説という形式である手前、また元々の文章か訳文がまどろっこしいのかわからないが、とっつきにくい。純粋に、「書くことについて」のエッセンスを抽出したいだけだったので、流し読みするのは辛かった。これこそ、重要な部分以外ををもっとそげ落として欲しいものである。
ポイント
- たくさん読み、たくさん書くこと
- 基本(語彙、文法、文章作法)、推敲大事
- 書くことは誰かにテレパシーを送っていること
- 人によって動機、考えはバラバラで当たり前。むしろそこを書くべき
Deep Workを合わせて読んでいたので、深い集中というのが文章を書く上でのポイントである。著者も、執筆する際はドアを締め切ると言っている。
推敲の大事さ 書き切った後に数週間寝かせるらしい 寝かした後に、
何かを書くときには、自分にストーリーを語って聞かせればいい。手直しをするときにいちばん大事なのは、余計な言葉をすべて削ることだ。 P72
書くこととは、すばりテレパシーである。
下手な文章の根っこには、たいてい不安がある。自分の楽しみのために書くなら、不安を覚えることはあまりない。だが、学校のレポートや、新聞記事や、学習能力適性テストなどをなくときには、不安が表に現われる。タンボは魔法の羽根で空を飛ぶ。われわれが受動態や副詞にすがるのは、この魔法の羽根の助けを借りたいからだ。 P170
書くという作業の基本単位はセンテンスではなく、パラグラフだ。ここで干渉作用が始まり、言葉は言葉以上のものになる機会を得る。内側から何かが動きだす瞬間があるとすれば、このパラグラフのレベルにおいてである。 P181
単語はセンテンスをつくり、センテンスはパラグラフをつくる。 P182
ひとつは、いい文章は基本(語彙、文法、文章作法)をマスターし、道具箱の三段目に必要なものを詰めていく作業から生まれるということ。もうひとつは、三流が二流になることはできないし、一流が超一流になることもできないが、懸命に努力し、研鑽を積み、しかるべきときにしかるべき助力を得られたら、二流が一流になることは可能だということ。 P188
作家になりたいのなら、絶対にしなければならないことがふたつある。たくさん読み、たくさん書くことだ。私の知る限り、その代わりになるものはないし近道もない。
P278 ひとにはそれぞれの考えがあり、興味があり、心配ごとがある。私と同様、それは長い人生のなかでの体験や冒険から生まれたものであるにちがいない。その中には、私が先に述べたテーマに似ているものもあれば、まったくちがうのもあるだろう。が、いずれにせよ、誰だってかならず何かを持っているはずだ。それを使えばいい。万能とは言わないが、役に立つまののひとつであることは間違いない。完全に同じように生活してきた人はいないのだから、人それぞれのバックグラウンドがあり、その経験を踏まえて考え方が異なる。
書くことについて
- 書いた小説は6週間は寝かせる
参考
Action
- たくさん本を読んで、たくさんブログ書く
- 文章の基本を身につける
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