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「エンジニアを再定義する」MIT石井教授の基調講演を聴いてきた!!

更新日:2020.07.16 作成日:2011.01.18

学生時代、卒業研究に追われている中、ふとテレビを見てみるとそこには石井教授がいた。プロフェッショナルの流儀でした。39歳からのリブート。石井教授の話に引き込まれ、いつの間にか夢中に見ていた。

同じ学生とは思えない、MITの学生達。その学生達の力をさらに引き延ばす、石井教授の「Why。何故」。すべてが衝撃的でした。そんな石井教授の来日公演が2011/1/15にあるとのこと。いつの間にか、申し込みのボタンを押していた。

Japan Innovation Leaders Summit

石井教授の話はどれも刺激的であったが、ここでは自分なりに受け取ったメッセージ「エンジニアを再定義する」ということに焦点を当ててみる。

エンジニアを再定義する

  • エンジニアというラベルがなかったとしたら、自分にどんなラベルをつけるか
  • 2200年の人々に何を残したいか

自分にエンジニアというラベルをつけた時点で、すでに終わっている。大事なのはラベルを貼らないこと。

エンジニアリングは、デザインという概念の中のひとつでしかない。エンジニアとデザイナーが一緒に仕事をする場合、エンジニアにはデザインに関係することは求められていない。過去のインタビュー記事にも次のように述べている。

「エンジニアやアーティストが一緒に仕事をするのが学際的なコラボレーションだ、という人がいますが、それでは十分でない。単なる分業ではなく、各人がアーティストのマインド、デザイナーの感性、エンジニアの素養を全部持つ。そういった人たちが集まることで本当におもしろいコラボレーションが可能になるのではないかと考えています」力を存分に出したい、突出した成果を出したいと考えるエンジニアには、エンジニアであることを辞めよ、と言いたいですね。エンジニアというラベルを張った段階で、もう壁ができている。ビジネスマンであり、クリエーターであり、デザイナーであり、ストラテジストであり、アーティストでないと。大事なことは、エンジニアであることではない。社会にどう貢献するか、なんです。

「私は、MITではプロフェッサーであると同時に、アーティストであり、デザイナーであり、サイエンティストであり、そしてビジネスマン、セールスマンです。ファンド・レイジング(資金調達)も自分でやります」

39歳でMIT教授!タンジブル・ビッツを生んだ石井裕/Tech総研

「これからのエンジニアは、社会学や人類学を学んだデザイナーであるべきで、従来のエンジニアというラベルでは抑えきれなくなっていると感じます。その中で、もしも、エンジニアというラベルがなくなったとしたら、お二人はどういうラベルを自分につけますか」

パネルディカッションにおける石井教授のこの質問は、非常に鋭く、お二人とも言葉に詰まってしまっていた。続きは、懇親会でということだったが、GreeとYahooのトップはどういったラベルをつけたのだろうか。

石井教授の原動力「死んでしまうから。みなさんよりも早く死んでしまうから」

私はよく「2200年」という未来を軸にしてモノを考える。2200年には、私はもちろん、今の若い世代もみな死に絶えている。しかし、未来は私たちの死を超えて無限に広がっています。2200年に生きている人類に、私たちは何を残すのか、どう思い出されたいのか。そこまで考えると、本質的なことをやらなければならないことに、誰もが気づくはず。一過性の、すぐに廃れてしまうようなものばかり作ってもしょうがないのです。

石井裕MIT教授が語るソーシャルテクノロジーの近未来/Tech総研

2200年の人々にプラスの意味のあることを残したい。だからこそ、急いでいる。みなさんよりも早く死んでしまうから。

そうおっしゃっていた。また、永遠」というセッションのところでも、自分の分身を残したいと考えていると。2011の私を開けば、そのときの私が語り出す。今日の講演もustで録画され、いつでも観られるようになっている。これを聞いた瞬間、「ライフログのすすめ」という本の中にも、自分のアバターを作れるようになると述べていたことを思い出した。石井教授は、まさにそれを実現しようとしている。

Why

もしも、エンジニアというラベルがなくなったとしたら、どういうラベルを自分につけるだろうか。

2200年の人々を考えた場合に何を残したいだろうか。自分ならどう答えるだろうか。

なぜそう考えるのだろうか。 Why。 Why。 Why。

みなさんも考えてみてはいかがだろうか。

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