書籍「ワールド・カフェをやろう!」には、企業・団体が実際に行なった事例が載っているため、内容をピックアップして、どんな目的や、どんな問いを行なっていたのかをみてみる。

合併直後のチームビルディング

目的

支社内で価値観共有の合意形成、意識付け、コミュニケーションが活発で関係性の高い組織を作ることを目的とした。

問い

「強いチームとはどんなチームか?」

コスト削減カフェ

目的

  1. 悩みの解決(本音で共通の悩みを話し合うことにより各人に解決策を持ちかえってもらう)
  2. モチベーションアップ

問い 

「全員参加で楽しくコスト削減活動を盛り上げるためには何をすればよいか」

気をつけたポイント

  • 最後に感想を述べることは伝えずに進行した

戦略立案カフェ

ラウンドごとに異なる問い

  1. 前期でできたこと、できなかったことは何だったか?
  2. 時期の研修は、どうあるべきか?ありたい姿はどんなものか?
  3. 時期の研修に具体的にどう取り組むか?

最後は、全体セッションでグループ発表とした。

ワークライフ・バランス推進カフェ

テーブルごとに別々の問い

  • ワークライフバランスが実現した状態とはどのような状態をいうのでしょうか?
  • ワークライフバランスを実現するためにはどのようなことが必要でしょうか?
  • これまであなたが経験した最もワークライフバランスがとれた状態はいつでしたか?
  • 男性にとっても女性にとっても働きやすい職場とはどのような職場だったのでしょうか?
  • ワークライフバランスは女性の活躍の場を広げるためにどのような意味を持つのでしょうか?

全体セッションでは、ポストイットに以下のことを1件ずつ書いてもらって壁に貼っていった。

  1. 今回のカフェで最も印象に残ったキーワード(実際に話していないことでもOK)
  2. 明日から実行しようと考えていること

宇都宮プライドのキックオフプライドカフェ

目的

普段なかなか話さない「宇都宮」の魅力を語る。

ラウンドごとに異なる問い

  1. 宇都宮に魅力を自慢したいことがあるとしたらそれは何でしょうか?場所など目に見えることでも、人々の気質など目に見えないことでもかまいません。
  2. 100年後の未来の宇都宮に住んでいる子孫や人々が誇りに思える宇都宮ならではの価値があるとしたらそれはどんなものでしょうか?

事例をみてみて

事例を見てみると、企業が実施したワールドカフェでは、最後全体セッションで発表を設けることが多かった。ワールドカフェの標準プロセスだと、最後発表することは、自由な意見を出すことを妨げるためやらないとしていたが、そこは企業向けとして何かしら結果を出すことを求めているからかもしれない。

しかし、初めから発表するから意見をまとめておいてとは伝えずにすることなど工夫をしている。

ワールドカフェを実施した結果得られることとして、さまざまな意見を言い合うことにより、価値観が共有され、組織としてコミュニケーションが取れるようになったという。

どのワールドカフェの事例でも、開始前にはアイスブレイクで、参加者の緊張を解いて、スムーズに対話に入れるように工夫をしていた。(自己紹介、チェックイン、ワークライフバランスの天秤などのワーク)

ワールドカフェを実施しようとする担当者の方は、一読することをオススメします。