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ONEPIECE(ひとつなぎの大秘宝)とは、実はブログのことだった。

更新日:2022.07.01 作成日:2010.12.14

「ネットで成功しているのは<やめない人たち>である」を読んで思ったこと。

ブログとはONEPIECEそのものである

  • ブログは信念である。
  • ブログはポーネグリフである。
  • ブログは出会いである。
  • よって、ブログはONEPIECE “人繋ぎ”(ひとつなぎ)の大秘宝である。

ブログは信念である

なる!おれはいつか、この一味なも負けない仲間を集めて!世界一の財宝みつけて!!海賊王になってやる!! 全身に何百の武器を仕込んでも、腹にくくった一本の槍にゃ敵わねぇこともある。少なくともあの小僧にためらいはない。生きるための装備か。死を恐れぬ信念か。 漫画ワンピースより

漫画ワンピースは、好きで昔から何度も読み返しています。何度読んでも、感動したり、個々のキャラクターの信念に心打たれたりしています。

一方、ブログにも、書き手の「信念」がそこに詰まっていると考えます。本書のブロガーの方々も皆、それぞれの「信念」を持っているのを本書を読んでいて、感じました。少し長くなりますが、心打たれた言葉たちを引用させてください。

**「自分であることを恐れない勇気」**

「自分の書くことに価値なんてないのでは?」「自分よりももっと上手に書ける人がいるのでは?」「自分のいうことなんて人は聞いていないのでは?」といったささやきに屈していてはどんな情報も出せなくなってしまいます。

自分が自分であること、それ自体が価値なのだという信念を愚直に守ることが、匿名に堕することなく、記名でも情報を薄めることなく発信し続けるために大事だと思います。

M. E. Hori (mehori) on Twitter
Lifehacking.jp

当時すでに名をなしていた名だたるブロガーを目指すことが目標でした。

「あのブロガーと同じ地平がみたい。同じ場所に立って共に語りたい」

M. E. Hori (mehori) on Twitter
Lifehacking.jp

あのブロガーと同じ地平がみたい。同じ場所に立って共に語りたい。ってのは、ものすごく共感しました。僕は、ブロガーに限らず、名だたるエンジニアと同じ景色が見てみたいし、そういう人たちが見ている次の世界をちょっとでも見てみたい。関わってみたい。

ぼくはネットがだいすきですけど、ネット上にあるネタを紹介したり評価したりということはしません。ネットがだいすきだからこそ「ネットにまだないもの」を持ち込んでネットの多様性を豊かにすることが大事だと思っています。・・・

どんなにくだらなくても、ネットにないものをネットに投げ入れた人をぼくは尊敬します。それはどんな人気のニュースサイトよりも価値のあることです。

Ken OHYAMA (sohsai) on Twitter
住宅都市整理公団

アウトサイダーとしての視線。ずっとネットの世界しか見ていないと、どうしても考えが偏っていくのを感じる。みんながはてぶした記事を読んで、みんながつぶやいた話題を追っかける。でも、それだけじゃだめで、新しいものを考える人ってのは、今ある場所にないものを持ってくる。dankogaiさんも「ないものを見つける」力が自分にはあると言っていたのを思い出した。

**ぼくが日本に貢献できるのはこの一点しかなかった。**

武沢信行 (takezawa2008) on Twitter
経営コンサルタント がんばれ社長! ビジネスメルマガ発行中!!

こんなこと言ってみたい。

私はいつも**「give and takeはgiveが先」**と言っています。「give」する気持ち、「give」する姿勢、「give」する行動力、「give」する表現力・・・。それは「無償の愛」。

giveとは、見返りを求めずコミュニティー(社会に対してcontribute(貢献)するという、人として最も基本的な生き方です。

塩澤一洋, Kaz Shiozawa (shiology) on Twitter shiology

勝間さんの言うところの「giveの5乗」。レバレッジ人脈術の本田さんで言うところの、コントリビューション。

ソーシャルメディアに発信した情報は、巡り巡って必ず自分のところにフィードバックが還ってきます。だからこそ、未完成でも未熟でも発信し続けることが大事で、その繰り返しの結果、自分が大きく成長することができます。 佐々木大輔 (sasakill) on Twitter アルカンタラの熱い夏

巡り巡って必ず自分のところにフィードバックが還ってくる。これは確かに最近感じること。もっともっと繰り返していきたい。

愚直な行動力ですかね? 周りからなかなか評価されなくても、稚拙で、ひたすら自分のやりたいことに向かって突き進み、それをコツコツ続けていく能力は、何にも勝ると思っています。最後に勝つのはそういう人なんでしょうね。その能力には、多少の頭の良さとか経験とか人脈とか、そんなものは簡単に吹き飛ばすくらいの力があるのではないでしょうか。 hitoshi nakamura (hitoshi) on Twitter @hitoshi annex

愚直な行動力。憧れますっ。

半径3メートル以内の出来事を発信する。遠いものは出向くか引き寄せる。とにかく半径3メートル以内にいれる。 ジェット☆ダイスケ (jetdaisuke) on Twitter [w] ガジェット☆ダイスケ - gajetdaisuke.com ガジェット大好きジェット☆ダイスケのウェブログ。ガジェットの動画レビューとかIT系の話題とか。

これは究極のニッチな分野を書く方法だと思った。自分の手の届く範囲にあるものであれば、自分の目で、手で触れて体験したことを誰かに伝えることが出来る。

ブロガーの方々は、何かしらの信念を持って、書かれていることを感じた。読んでいて、こういった考えで書いてるんだ!とかこんな考えは自分にはなかったと、ワクワクしながらあっという間に読み切ってしまいました。まさにブロガーの方々の生の声が聞けた気がします。

ブログはポーネグリフである

我ここに至り、この文を最果てへと導く ゴール・D・ロジャー

一度書いたら、半永久的に残るブログの記事は、まさに歴史を刻むポーネグリフである。

自分の存在証明。自分がその時代、そのときにに感じていたことを残すもの。歴史を刻むもの。 そこを訪れた誰かが、刻んだポーネグリフ(ブログ)を読んで、また誰かに伝えていく。歴史を紡いでいく。 また、こうして刻み続けたログであるポーネグリフは、さまざまなものをもたらしてくれる。

みんな気がついてないみたいだから、秘密にしておきたいけど、電子書籍の時代になったとき、ブログだったりツイッターだったり日記だったり、文章で表現したあらゆるものが実は資産になりうる。単に吐き捨てる人とまとめて管理する習慣のある人に大きな差が出ると思われる。 榊正宗 (megamarsun) on Twitter 榊正宗のプロフィール 榊正宗の電子日和 - 電子書籍と3DとアニメとiPhone
自分の持っているものが、どういう価値を持っているものなのか、どういう意味を持っているものなのか、情報を公開して、そのリターンであるログを得られるまで、結局少なくともネットでは、自分のことを知る術はないのです。

航海することで、あっ、いや公開することで、お金とは違う価値が公開した人だけにもたらされる。ウッフィーとか言うんだっけな?

ブログは出会いである

ブログという長い航海を続けていると、必ず仲間が見つかる。しかも、自分と同じような趣味、志を持った仲間である。

ブログが仲間を引き寄せるのか、ブログを書くことで仲間に引き寄せられるのかは分からない。でも確実に、出会いがある。

コメントだったりリプライだったりオフ会だったりと形はさまざまですが、とにかく「反応をもらえる」「自分の存在を認めてもらえる」「尊敬できる人や気の合う人たちと出会える」ことが全てのモチベーションの源泉なのではないでしょうか。 hitoshi nakamura (hitoshi) on Twitter @hitoshi annex

いやもう、おっしゃる通りでございます。尊敬できる方々ばかり。ちょっとでも近づけるように頑張ります!!!

ブログとはONEPIECEそのものである。

  • ブログには、信念が宿り、その信念が伝染・伝播していく。
  • ブログは、ポーネグリフというログとして、未来永劫誰かの役に立ち続ける。
  • ブログによって、たくさんの出会いが生まれる。

よって、ブログは、OnePieceである。つまり、“人繋ぎ(ひとつなぎ)の大秘宝"なのだ。人と人とを繋ぐもの。

インターネットは人間のコミュニケーション能力の増幅装置であり、人が一人で生きられず、常に他人とのコミュニケーションの上で成り立っている限りネットの活動は続くと思う。 Kohichi Aoki (drikin) on Twitter Drift Diary XIII

mixi、twitter、facebook。さまざまなソーシャルメディアがあるなかでの、ブログ。この人繋ぎの大秘宝を大切に磨き続けよう。

参考

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参考図書

目立つ力 (小学館101新書 49)
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出版社:小学館
著者:勝間 和代
発売日: 2009/10/01

ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)
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出版社:早川書房
著者:ベル,ゴードンゲメル,ジムBell,GordonGemmell,Jim恵美子, 飯泉
発売日: 2010/01/01

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